ふろむだ@分裂勘違い君劇場

分裂勘違い君劇場( https://www.furomuda.com/ )の別館です。

4ヶ月でフォロワー数が1.8万人→2.8万人に増えた5つの要因

 

4ヶ月前に1.8万人だった 私のtwitterアカウント のフォロワーが、現時点で2.8万人になった。
ここでは、その要因について考察する。

要因もクソもあるかい! たまたま 書いた本 が11万部も売れたから、フォロワーが増えただけだろ。

いや、それだけじゃ、4ヶ月で1万人も増えないよ。
同程度のベストセラーを出しても三千人くらいしかフォロワーさんが増えなかった人もいるし、岩崎夏海さんなんて、200万部のベストセラーを出したけど、フォロワーさんは1万人もいない。

なんで?

「本を買った」からフォローするわけじゃないからだ。
「本を読んだ」からフォローするわけでもない。
それどころか「本が面白かった」からフォローするわけですらない。

フォローするのは、「今後、面白いことをツイートしそうだ」からだよ。
「過去の面白さ」ではなく、「未来の面白さへの期待」でフォローするんだ。
人が誰かをフォローするとき、フォロワーの目は、過去ではなく、未来を見てるんだよ。

@zaikabouさん曰く:

『とてつもない金額が引かれます』500万インプのときはフォロワー微増だったけど、西川口チャイナタウンについての4連続tweet後には1日で1000近く増えて、連続して面白いことを呟きそう、なのが大事なんだろうな、と
じゃあ、何が原因で4ヶ月で1万人も増えたの?

4ヶ月やそこらでは、僕自身はそこまで劇的に成長したりはしない。
コンテンツの内容も、たった4ヶ月でそこまで劇的に良くなったりはしない。
だから、これは単に、今までとは異なる露出面に露出したからだと考えている。

異なる露出面?

通常は、僕が記事を書くと、主に僕の記事を好む方々が、僕の記事をはてブしたり、ツイートしたりして、僕の記事はネットに拡散していく。
でも、この拡散の経路って、馴染客のみなさんが「我々の行きつけの店が、また何かうまそうな飯を出したらしいぜ」っていう回覧板を馴染客ネットワークに回して、いつものメンツでお店に集合しているみたいなものなんだ。
もちろん、それはそれで嬉しいし、ありがたいし、なきゃ困るんだけど、それだけでは、必ずしも一見さんはそんなに増えないんだ。
だけど、いままでうちのお店に来たことのないお客さんに、一度ご来店いただいて、試しに食べてみてもらう機会が増えると、フォロワー数は、劇的に増える。

具体的には?

今回に関して言えばは、次の5つが、主な要因ではないかと考えている。

 

1.客層の異なるサイトに寄稿した

ダイヤモンド・オンラインに2本、Dybe!という主に仕事論を掲載しているサイトに1本の記事を書いた。

具体的には、以下の記事になる。
ほとんどの上司は「自分は”えこひいき”していない」と思っているが、実際にはしている|by ふろむだ
林修先生も注目する「錯覚資産」とは? 著者自らがそのポイントを解説
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ダイヤモンド・オンラインに記事を掲載すると、Yahoo!などの提携サイトにも転載されるので、「分裂勘違い君劇場なんて、聞いたこともない」という方々に読んでいただける機会が増える。
分裂勘違い君劇場をよく読む人と、ダイヤモンド・オンラインやYahoo!ニュースをよく読む人では、ほとんど別人種だからね。

それだと、ターゲット顧客とズレた人たちのところに配信されてしまわない?

そうなんだ。
だから、これをやるとネガコメやクソリプが増えてしまうんだ。ターゲットにとっては素晴らしい記事でも、ターゲットじゃない人から見たら、ウンコでしかないからね。

しかし、同時に、ダイヤモンド・オンラインやYahoo!ニュースを読む層の中に一定数含まれる潜在ターゲット顧客にもリーチするんだよ。
だから、それによって生じるネガコメやクソリプは、潜在ターゲット顧客にリーチするためのコストだと割り切るしかないね。

いや、それはスパム業者の論法だよ。ターゲットと大きくズレた層に無理やり読ませるって、スパムそのものじゃん。

うん。そうなんだ。
だから、客層の異なるサイトに書く記事は、スパムにならないように、そのサイトの客層に合わせた内容の記事にした。

でも、その記事はそのサイトに合っていたとしても、ふろむだのtwitterアカウントで流れるツイートや記事は、いつものふろむだ節でしょ? だったら、やっぱり羊頭狗肉だよ。一種の詐欺であることには、変わりはない。

だよね。
なので、 ふろむだのtwitterアカウント に流すツイートや記事自体も、ターゲット顧客を微妙にズラして、いままでより一般ウケするものにシフトしてある。

じゃあ、もう、濃い内容のツイートや記事は、あのtwitterアカウントじゃ流れないというわけ? それじゃあ、常連客が逃げちゃうのでは?

いや、そんなことはない。
濃い内容のツイートは、今後も、個人の趣味で流していくからね。

濃いツイートをすると、一般人のフォロワーさんが逃げちゃわない?

いや、たとえば、p-hackingのことをつぶやいたことがあるけど、別にフォロワーは減らなかった。
濃い内容のツイートや記事を流しても、フォロワーは増えないけど、減りもしないんだ。
一般ウケする記事を読んでふろむだのtwitterアカウントをフォローしたような人は、当然、そんなツイートは理解できないんだけど、「なんだか難しいこともつぶやくんだな」と思うだけで、スルーするからね。

もちろん、濃いツイートばかりしていたら、さすがにフォロワーは減り始めるけど、濃いツイートが50%以下であれば、とくにフォロワーは減らないよ。

濃いツイートを連投したいときはどうするの?

メインアカウントでツイートすると迷惑になるような、どうでもいいツイートは、 サブアカウント でつぶやくようにしている。
そのせいで、サブアカウントのフォロワーもそれなりに増えて、いまでは2.7千人のフォロワーがいる。

意外と、微妙なバランスの上に成り立ってるんだな。

 

2. 異分野の人と対談をした

マーケティングの専門家の 山口義宏さん という方と対談して、 その対談をまとめた記事 を公開した。
これによって、マーケティング・クラスタに含まれる、ふろむだのtwitterアカウントの潜在顧客にリーチすることができた。

マーケティングの専門家でもないふろむだがマーケティングを語っても、信用をなくすだけじゃない?

たしかに、ふろむだは、マーケティングの専門家ではないけれど、普通にマーケティングの仕事の経験もあるよ。
単に、それを、ふろむだ名義で書いてこなかったというだけで。

マーケティングはたまたま経験があったからできるけど、自分が対談できる分野の人って限られるから、対談で顧客開拓するって、あまり続かないんじゃない?

ふろむだの場合、そうでもないよ。わりといろんな経験を積んでいるので、けっこう、いろんな分野の人と対談できる。
というか、自分がろくに知らない分野の人と対談して、それなりに面白い内容にするのは、割と得意なんだよ。ふろむだの持ち味だね。

ネタ切れの心配は、していないってことね。

そういうこと。

 

3. 異分野のインフルエンサーと交流した

ふろむだは、もともとは、はてなを中心に活動していたのだけど、はてな以外の場所に軸足のあるインフルエンサーと交流させていただいた。
たとえば、起業家クラスタとか、絵師クラスタとか、マーケティング・クラスタとかのインフルエンサーの方々ね。

起業家クラスタやマーケティング・クラスタはわからなくもないけど、絵師クラスタって、いくらなんでも、分野がズレすぎてない?

いや、絵師さんとは言っても、「絵師として、どうやってメシを食っていくか」ということにも関心がある人が多いんだ。というか、そこを疎かにすると、プロ絵師としてメシを食うのは難しくなりがち。
で、「個人が、どうやって稼いで、メシを食っていくか」というのは、ふろむだの長年のテーマの一つで、 今回書いた本 も、そこの問題意識をベースにしている。
なので、案外、絵師の方々の中にも、 ふろむだのtwitterアカウント の潜在顧客は混じっていたりする。

 

4. 違う客層向けの記事を書いた

ここ数年は、ふろむだは「個人が、この社会でどう生き抜いていくべきか?」という個人の人生戦略やティップスの記事に軸足を置いていたけれど、昔は、「この社会をどうしていくべきか?」という社会についての記事もよく書いていた。
個人的には、どちらにも興味があるのだけど、両方やってると、選択と集中にならないし、ブランディング的にもいまいちだから、「個人」に選択と集中をしたんだ。
だけど、ある種、息抜き的に、久しぶりに、「社会」の記事を書いたら、フォロワーさんがドバっと増えた。

この、 「金持ちの機嫌をとらなくても富が再配分される社会にすべき3つの理由」 という記事ね。

うん。

なんで増えたかというと、いつもとは、ぜんぜん異なる拡散経路で拡散したので、一見さんにたくさんリーチしたんだと思う。

でも、それをやると、ふろむだを「個人の人生戦略の記事を書く人」だと認識していたフォロワーさんは、逃げてしまわない?

僕もそれを心配したんだけど、やってみたら、意外とそうでもなかった。
「社会」に興味のない人は、単にスルーしたんだ。

一方で、「社会」についての記事を読んだからと言って、自分の腹は膨れないのだけど、みんな、けっこう「社会」にも興味があるんだということが分かった。

というわけで、そんなに選択と集中には、こだわらなくても、ときには書きたい記事を適当に書くのも、潜在顧客へのリーチする場合があるんだな、というのが教訓だった。

 

5. 紙の本を書いた

日本全国の書店さんが、店頭にドバーっと平積みにして下さったおかげで、

 

「分裂勘違い君劇場? なにそれ食えるの?」という人々にもたくさんリーチすることができた。

また、本を書くと、出版社の宣伝部の方が、JRの社内にでっかい広告をバンバン出してくれる。

 

日経新聞とかにも広告を出してくれる。

先日は、しんぶん赤旗にまで書評が掲載されてびっくり。

 
人々の政治行動を説明するのに、ふろむだ本を使うとは(笑)

いや、実際、人々の政治行動って、かなり認知バイアスに影響されているので、政治関係の人がこの本に目をつけるのは、とても自然な流れだと思う。

さらに、「林修先生の初耳学」というTV番組でも、林修先生が、8分間に渡って、本の内容について熱弁してくれた。

 

という感じで、ネットの中に閉じこもっているだけでは絶対にリーチできない層に、かなりリーチすることができた。
紙の本を書くと、「書店の店頭に並ぶと効果が大きい」ってよく言う人がいるんだけど、本を書くことは、必ずしも書店に本が並ぶことだけを意味しない。実際には、書店だけでなく、「電車、新聞、テレビ」という様々なオールドメディアにも露出することになるので、思っている以上に、新規顧客の開拓には繋がりやすいんだ。

@finalventさん 曰く:

フォロワーが2万人超えてる人って、①普通に他メディアで有名人、②面白い情報ソース、③頭のネジが飛んでる人、だよね。

ふろむだの場合、中東情勢や機械学習の専門家というわけではないので、とくに「面白い情報ソース」を持っているわけではない。
また、どこにでもいる平凡で常識的な人間なので「頭のネジが飛んでいる」にも該当しない。
したがって、他のメディアでの露出を増やしたことで、フォロワー数が増えたパターンとなる。

ただし、この増やし方だと、あまりコンバージョンレートはよくない。
なぜなら、ネットから遠ざかれば遠ざかるほど、twitterをやっている人が少なくなるからだ。
このため、本がベストセラーになっても、多くの人が思うほどには、フォロワー数は増えないのである。

「ファンが増えること」と「twitterのフォロワーが増えること」は、全然別のことなのね。

そういうこと。
ネットの外でいくらファンが増えても、その大部分は、ネットの世界では可視化されない。
紙の本を書くと、ツイッターランドの外にいるファンが増えるけど、そのファンの姿は、ツイッターランドからは不可視なんだよ。

 

まとめ

結局の所、4ヶ月でフォロワーが1万人増えた原因は、極めてシンプルだ。

常連客のいないところに露出した

これだけである。

このバカの一つ覚えを、ひたすら繰り返しただけである。

世の中は、一見複雑なように見えて、意外と単純にできているので、アホらしいほど単純な戦略が効果的なことは、意外と多いのである。



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