なんであんなヤツが
評価されるんだ?
と疑問に思ったことはないだろうか?
世渡り上手な人は、無意識のうちに、他人の脳をハッキングする能力が高い。
無意識のうちに、「自分に都合のいい思考の錯覚」を、他人に起こさせるのが、うまいのだ。
いつのまにか、上司は彼らの味方になっている。
いつのまにか、彼らは、周囲の支持を獲得している。
いつのまにか、手柄は彼らのものになっている。
いつのまにか、彼らは、実際の実力以上に評価されている。
いったい、なぜ、そんなことになるのだろう?
通常のやり方で、彼らに対抗しようとしても、だいたい徒労に終わる。
なぜなら、彼らは、エヴァンゲリオンに出てくる使徒みたいなものだからだ。
通常兵器が使徒に通用しないように、通常のやり方では、守るにせよ、攻めるにせよ、なかなか彼らには対抗できない。
人類が使徒に対抗するには、使徒と同等の能力をもつ人造人間エヴァンゲリオンを開発する必要があった。
それと同じように、彼ら自然発生型脳ハッカーたちに対抗するには、彼らが持つ「他人の脳をハッキングする力」を人工的に作り出す技術が必要だ。
その技術をまとめたのが、この
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
という本だ。
ある意味、
この本
は、人造の脳ハッカーを作り出す装置なのだ。
この本
に書かれている脳ハッキング技術を使えば、草薙素子が電脳空間でハッキング戦を繰り広げたように、互いに干渉しあっている生物脳ネットワーク空間において、自然発生型脳ハッカーたちの攻撃から身を守ることもできるし、逆にこちらから攻め込むこともできる。
彼らに脳をハッキングされる前に、自分の脳に、攻性防壁を仕掛けておこう。
なんで、こんな本を書いたの? |
真面目で、人は良いのに、
いつも貧乏くじばかり引かされている人を見て、
「もっと、上手く立ち回ればいいのに」
と思ったことはないだろうか。
いつも美味しいとこだけ持っていく人たちに、損な役回りばかり押し付けられている彼らを、なんとかしてやりたい
と思ったことはないだろうか。
しかし、不器用な彼らに、要領よく立ち回る方法を教えるのは、手間も時間もかかる。
自分のことで精一杯だった若い頃の私には、彼らが消化できるはずもない、中途半端なアドバイスをするくらいしかできなかった。
あのとき、もっとちゃんと私が手を差し伸べてさえいれば、彼らの人生は、ずいぶん違ったものになったかもしれないのに。
なんで私は、あのとき、もっとちゃんと彼らを助けてやれなかったのだろう?
あれから時が流れ、経験を積み、いささか人生に余裕のできた今、そんな苦い後悔をいだきながら、あの頃彼らに伝えたかったことを、一冊の本に、まとめてみたのだ。
もちろん、こんなことで贖罪になるとは思っていないが、せめて、この本を、すべての不器用な人たちに、届けたいとは思う。
とはいえ、お金を出してまで、この本を買ってくださる方は、せいぜい数万人。日本人の数千人に1人しかいない。
そこで、出版社と交渉し、最初の5章を無料でWebで公開する許可を得た。
「無料でなら読む」という方なら、数十万人くらいはいるかもしれないからだ。
この無料部分
だけ読んでも、要領よく世渡りしている人たちが、具体的に、どのような脳ハッキングをやっているのか、それに対抗するには、どのようにすればいいのか、その感触がつかめるのではないかと思う。
それによって、少しでも多くの方が、少しでもうまく立ち回り、人生をよりよいものにするきっかけを掴んでいただければと思う。
これほど大きなコストをかけて制作した有料コンテンツを、一部だけとはいえ、無料公開することを許可してくれた出版社と、
イラストレーターのヤギワタルさん
の寛容に、感謝したい。
無料部分は、
ここ
で読める。あなたの周りにいる、不器用な人たちに、ぜひ、
この無料ページ
を教えてあげてほしい。