分裂勘違い君劇場の別館

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人生は運よりも、運の運用方法に大きく左右される

高所得者が「オレは運が良かっただけ」と言うのはポジショントークであることが多いので、鵜呑みにしない方がいい。
彼らは、ある意味、イカサマ賭博をやっている。
このイカサマの正体を暴いてみる。

冷静に分析すると、私の知り合いの高所得者たちは、以下の様な特徴が多い。

・人よりも多くのことを試す。
・上手く行かなかった時に損切りするのが素早い。
・「たまたま」上手く行ったら、その幸運を全力の全力で最大限利用して、スキル、実績、人脈、資産を得る。
・一度スキル、実績、人脈、資産を得たら、それらを最大限に利用して、さらなるスキルと実績と人脈と資産を作り、それらが雪だるま式に増えていく。
・運任せの大博打はしない。確実性の高い勝算のあるときだけ大きく賭ける。
・人よりも多くの不運を想定し、不運を事前に回避するための手を人よりも念入りに打っている。
・不運に見舞われたときのダメージを最小限にするための保険やバッファ(貯金、人脈)の確保を、人よりも念入りにやっている。

ちょっとまってくれ。「よかった」のはほんとに「運」なのか?

だって、あんたが幸運に遭遇したのは、その幸運に遭遇するための行動を人より多くやっていたからじゃん。
あんたと同じ幸運に恵まれながら、その幸運を活かせなかった人の方が圧倒的に多いじゃん。
あんたが不運に見舞われなかったのは、事前に不運の回避策を打ちまくっていたからじゃん。
あんたが不運に見舞われても最小限のダメージで済んだのは、あんたがダメージを最小化するための貯金や人脈を事前に用意しまくっていたからじゃん。

サイコロを振り続けると、それぞれの目が出る割合が1/6に収束していくように、幸運と不運に遭遇する確率も、中長期的に見たら、人によってそれほど大きな違いはなくなっていく。

なのに、なんで、彼らだけサイコロ賭博に勝ち続けるのか?
それは、以下のようなイカサマをやってるからだ。

・あらかじめ悪い目が出にくいように、自分のサイコロに細工しておく。(リスク回避)
・悪い目が出た時の支払額が自分だけ少なくなるルールにしておく。(保険)
・いい目が出てから、後出しジャンケンで掛け金を何倍にもする。(幸運に遭遇した時に全力の全力を出す)
・悪い目が出てから、後出しジャンケンで掛け金を減らす。(上手く行かなければ、素早く損切りする)
・サイコロをたくさん振る。(人よりも多くを試す)
・掛け金を雪だるま式に増やしていく。


一方、「あいつらは運がよかっただけ、オレは運が悪かっただけ」と言う人の多くは、サイコロにも支払いルールにもろくに細工せずにサイコロ賭博をやっている。

いや、ちょっとまってくれ。
どう見ても、あんたが負けたのは、「サイコロの目がたまたま悪かった」からじゃないだろ。
あんたは、負けるべくして負けたんだよ。
そこに気づけ。
そこに気が付かないと、いつまでたっても負け続けの人生だぜ。

これは、単に所得の大小に限った話じゃない。
人間の才能も運も正規分布する。つまり大多数の人間は、才能も、幸運と不運の総量も、平均付近であり、大差はないということだ。
にもかかわらず、結果は正規分布というよりべき分布の要素が強くなる。つまり、大差がつく。「運の利回り」の差が複利で効いてくるから、差は指数関数的に開いていく。
もちろん、親の所得格差もその大きな原因の一つではあるだろうが、そればかりに注目しすぎて、肝心なことを見落としてないだろうか。
見落としているのは、この「大差」の大きな原因の一つが、「運」というより、「運との向き合い方」であり、「運の利用戦略」であり、「運の利用効率」であり、「運の利回り」だということだ。

もちろん、成功者たちが「運よりも、運の利用戦略が人生を大きく左右する」ということを知っていたということ自体が決定的な幸運であり、その幸運に恵まれた人間だけが成功した、という意味で、全ては「運だけ」で説明できる。

そして、あなたは今、その「決定的な幸運」に遭遇した。
この幸運を最大限活かしきれるかどうかは、あなた次第だ。