正当な賃金を支払う会社に転職しましょう。
正当な賃金を支払う会社がどこにあるのかって?
それは、正当な賃金を受け取っている労働者が知っています。
インターネットで聞けばいいじゃないですか。
正当な賃金を支払う会社に転職しようとしたけど、面接で落とされた?
たまたま相性が悪かったんです。どんどん次を探しましょう。
正当な賃金を支払う会社に応募しても、自分は採用される気がしない?
気のせいである可能性がけっこうあります。
まずは、20社ぐらい応募してみましょう。
話はそれからです。
冷静に考えて、正当な賃金を支払う会社が自分を雇うとは思えない?
...あなたの言う「正当な賃金」の定義はなんでしょうか?
多くの経営者は、
「500万円払うだけの価値がある仕事」をしてくれる労働者に500万円払うのが「正当な賃金」の支払いだと考えています。
もし、あなたの言う「正当な賃金」の定義が、
「自分が人間らしい生活を営むために必要な賃金」というものであるなら、
会社側との話はいつまでも平行線で、交渉はまとまりません。
その場合、あなたが交渉すべき相手は、会社ではなく、社会であり国家でしょう。
不当に低いのは、賃金ではなく、生活費でしょう。
足りない分は、会社が支払うべきものではなく、負の所得税などの
福祉で支払われるべきものなのではないでしょうか。
もしくは、法律や行政による最低賃金の引き上げで対処するべきものでしょう。
経営者にかぎらず、多くの人間は、「割に合う」取引にしか応じません。
あなたを「正当な賃金」で雇うことが割に合うと考える経営者がいないなら、
あなたに転職先が見つからないことは不思議ではありません。
いくら転職活動をしても「正当な賃金」を支払う会社が見つからない場合、
経営者を非難しても問題は解決されません。
それは本質的には、経営者ではなく、行政や法律の問題なのですから。